アメリカの医療レベルは大変高いのですが、医療保険の複雑さが難点となります。当院では、PPO保険、海外旅行者保険、自費負担の方をお受けしております。HMO、MediCalは取り扱っていません。
PPO保険をお持ちの場合、日本のようにどのドクターにもかかることができるのですが、いくつか日本にはない制度がありますので以下の説明を参考にしてください。
まず、保険会社のネットワークに入っているin-networkのドクターと入っていない out-of-networkのドクターがいます。
通常、窓口でco-payという自己負担額(額は各保険プランによって違います)のみを支払い診察をうけます。診察代等はクリニックから保険会社に請求がいきます。後々、患者負担額が発生することがあり、その場合は患者様に請求書が届きます。
out-of-networkのドクターにかかると、in-networkのドクターにかかるよりも、患者負担額が多くなることが多くみられます。ただし、お持ちの保険のプランによってはあまり差がなかったりするのでご確認ください。
受診されるドクターお持ちの保険プランのin-networkかどうかは、保険会社にお問い合わせください。
また、PPO保険に入る時に見落としがちな事項に、Deductibleという年間自己負担額があります。Decuctibleが仮に1,000ドルとすると、年間の医療費が1,000ドルまでは患者様が支払う必要があり、1,000ドルを超えた分から保険が適用されます。保険に入っているにも関わらず、高額な請求書がくることになりますので、保険加入前によく確認されるといいでしょう。
保険のプランはとても複雑で、同じ保険会社でも、同じ会社に勤務していても、同じプランとは限りません。どのラボ(検査室)に行ったら自己負担が少ない/多い、投薬の負担額、など非常に細かく、かつよく変更されるため、クリニックで把握しきれるものではありません。患者様ご自身で保険会社に問い合わせてご確認くだい。